三角波のフーリエ係数の計算

和田先生
こんにちは.
それではさっそく前回宿題にした計算をやってみてください.
こっしー君
わかりました.

a_n は,n≠0 の場合,

   [+] 途中式を表示する
      (12)

   [+] 途中式を表示する
   
      (13)

   [+] 途中式を表示する
   
      (14)

となり,前回の式(10)より,

   [+] 途中式を表示する
      (15)

となります.

和田先生
次に,b_n をお願いします.
こっしー君
はい.

   [+] 途中式を表示する
      (16)

   [+] 途中式を表示する
   
      (17)

   [+] 途中式を表示する
   
      (18)

となり,前回の式(11)より,

   [+] 途中式を表示する
      (19)

となります.さらに,

   [+] 途中式を表示する
      (20)

となります.

和田先生
そうですね.それでは,以前の式(7)式(15)(19),および,(20)を代入することにより,表式はどうなりますか.
こっしー君
   
          (21)

と表現できます.

三角波のグラフ

和田先生
T=0.25 s として,n=100 までの和としてグラフを描いてください.
こっしー君
はい.このようになります.

image8 フーリエ級数による三角波
和田先生
もとの関数が連続なので,n=100 までの和程度でもかなり正確に表現できていることになります.すごい方法だと思いませんか.

次回は,このフーリエ級数を用いて外力が三角波の場合の微分方程式を解いていきましょう.
こっしー君
はい,よろしくお願いします.
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和田先生のプロフィール

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TMCシステムの研究責任者.電子情報通信学会の会員.
電気接点の劣化現象などに関する論文を多数執筆.
プライベートでは,ギター演奏・料理・読書と幅広い趣味を持つ.

こっしー君のプロフィール

越田さん120

TMCシステムの研究担当者.電子情報通信学会の会員.
得意分野は数学と機械工学.
趣味は読書.特技はペン習字.

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