和田先生
こっしー君
はい,このようになります.
ギブス現象
和田先生
もとの関数が連続でないので,周期 のちょうど真ん中()で,ひげのようなものが見えます.これは,ギブス現象(Gibbs phenomenon)と呼ばれています.
この現象は,正弦関数・余弦関数という連続関数の級数による,不連続関数の近似ということの困難が現れたものと言えます. 次部分和が大きく振動し,その値が近似する関数の値より大きくなったり,小さくなったりしてしまいます.これは,不連続点近傍で,フーリエ級数が一様収束しないからであると示されています.この超過量は,部分和の項数をいくら増やしてもなくならず,ある有限極限値に近付きます.
この現象は,正弦関数・余弦関数という連続関数の級数による,不連続関数の近似ということの困難が現れたものと言えます. 次部分和が大きく振動し,その値が近似する関数の値より大きくなったり,小さくなったりしてしまいます.これは,不連続点近傍で,フーリエ級数が一様収束しないからであると示されています.この超過量は,部分和の項数をいくら増やしてもなくならず,ある有限極限値に近付きます.
和田先生
結構大きいですね.ギブス現象に関しては,いろいろな改善方法が提案されていますが,ここでは触れずにおきます.
外力がのこぎり波の運動方程式
こっしー君
今回の外力も,式(22)を見ると,正弦関数の重ね合わせになっています.これにより,以前の「振動現象の,自己と”ちょっと変わった”他者」と同様に,解 も重ね合わせになっていると考えます.すなわち,
(23)
となっていることを使います.このことは,以前の「振動現象の,自己と”ちょっと変わった”他者」と同様に,共振という現象をうまく説明することができます.後ほど,試みます.
(23)
となっていることを使います.このことは,以前の「振動現象の,自己と”ちょっと変わった”他者」と同様に,共振という現象をうまく説明することができます.後ほど,試みます.
和田先生
ではやってみましょうか.
和田先生
やってみてください.
斉次解
こっしー君
まず,斉次方程式を解きます.斉次解を とすると,
(32)
このタイプは,「振動現象をつむぐ,中学校の数学」でやりました.
式(32)の両辺をで割って,
(33)
となります.ここで,
(34)
でした.
式(33)より,特性方程式
(35)
において, の場合は,, を定数として,
(36)
でした.
(32)
このタイプは,「振動現象をつむぐ,中学校の数学」でやりました.
式(32)の両辺をで割って,
(33)
となります.ここで,
(34)
でした.
式(33)より,特性方程式
(35)
において, の場合は,, を定数として,
(36)
でした.
和田先生
次に,特殊解を求めてください.
特殊解
こっしー君
和田先生
ここで,少し,式を見やすくしましょう.同じく,やってみてください.
和田先生
さあ,一般解が出ますね.
次回は,一般解を求めるところからにしましょう.
次回は,一般解を求めるところからにしましょう.
こっしー君
わかりました.
次回もよろしくお願いします.
次回もよろしくお願いします.
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和田先生のプロフィール
TMCシステムの研究責任者.電子情報通信学会の会員.
電気接点の劣化現象などに関する論文を多数執筆.
プライベートでは,ギター演奏・料理・読書と幅広い趣味を持つ.
こっしー君のプロフィール
TMCシステムの研究担当者.電子情報通信学会の会員.
得意分野は数学と機械工学.
趣味は読書.特技はペン習字.
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