力学における2種類のエネルギー
和田先生
こんにちは,和田です.
前回の宿題,
前回の宿題,
【問題】
力学を考える場合,大きく分けて,2種類のエネルギーを用います.
その2つとは何でしょう?
の解答はわかりましたか?
こっしー君
はい.
1つは運動エネルギーで,もう1つは位置エネルギーです.
1つは運動エネルギーで,もう1つは位置エネルギーです.
和田先生
そのとおり.
今回は,この2種類のエネルギーについて考えたいと思います
今回は,この2種類のエネルギーについて考えたいと思います
こっしー君
はい,よろしくお願いします.
運動エネルギー
位置エネルギー
和田先生
次に,位置エネルギーです.
重力場で考えると,この重力に逆らって移動させるときに,
移動させる質量を ,着目している重力場を作り出している質量を ,
2つの質量の重心間の距離を ,重力定数を としますと,
よって,
. (60)
ここで,ちょっと注意が必要です.
こっしー君
何でしょうか?
こっしー君
そうですね.
和田先生
では,この式を使って,宇宙が膨張しているのかを考えてみます.
宇宙は膨張しているのか
和田先生
下の図で考えます.
和田先生
は銀河を表します.
我々の天の川銀河を中心(原点 )として,半径 の球内にある銀河すべての質量を とします(グレーの球の中にある銀河団の質量).
次に,球上のある銀河の質量を とします.
これは,グレーの球が地球で,地表面上にあるものを考えるときと同様になります.
一気に銀河団にステップを上げる前に,まず太陽系の惑星で考えてみます.
こっしー君
はい.
和田先生
以下の図にあるように,太陽を中心とした惑星の軌道を考えます.
軌道は楕円を考えます(実際はほとんど円と考えてもいいのですが.).
知りたいのは,太陽の質量です.
軌道は楕円を考えます(実際はほとんど円と考えてもいいのですが.).
知りたいのは,太陽の質量です.
和田先生
このとき,ケプラーの法則を使います.
ここで,問題です.
ここで,問題です.
【問題】
「ケプラーの法則」とはどんなものだったでしょうか.
今回はこの辺で.
こっしー君,次回解説をお願いします,
こっしー君
はい,法則についてまとめておきたいと思います.
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和田先生のプロフィール
TMCシステムの研究責任者.電子情報通信学会の会員.
電気接点の劣化現象などに関する論文を多数執筆.
プライベートでは,ギター演奏・料理・読書と幅広い趣味を持つ.
こっしー君のプロフィール
TMCシステムの研究担当者.電子情報通信学会の会員.
得意分野は数学と機械工学.
趣味は読書.特技はペン習字.
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